最終更新日:2022/08/16
顔合わせ食事会はこれから新しく家族となる両家の顔合わせの場であり、今後の関係を築くための重要なシーンです。
そのため「少しでも好印象を与えたい」、「スムーズなやりとりで親交を深めたい」と考えるのではないでしょうか。
そこで、顔合わせ食事会に「しおり」を持参してみませんか?
顔合わせ食事会に「しおり」を用意してみよう!
顔合わせ食事会とは、これから結婚する二人とその両親や家族が顔合わせを兼ねて食事をする行事のことです。
多くは結納の前に、もしくは結納の代わりとして家族の親睦を深めるために料亭やホテルなどに集まり、両家で食事を楽しみます。
一人ずつ自己紹介をするなど、互いのことについて知っていくことを目的としているほか、さらに結婚式の計画を細かく練っていくために必要な話し合いをしていくこともあります。
ところが、すべてのケースでスマートに話し合いが進められるわけではありません。
初対面の場合や緊張しているときには特に、なかなか共通の話題が見つけられずなにを話せばいいか悩んで、お互いに固まってしまうこともあるでしょう。
沈黙ができてしまうと気まずい空気が流れ、後悔の残る時間となってしまうかもしれません。
そうしたトラブルを避けるために役立つのが、「しおり」です。
あらかじめしおりを用意しておき、話したいことや流れを確認できるようにしておけば、会話に困ることもありません。
しおりと聞くと「きちんとしたものを用意しなきゃいけないのでは?」と思うかもしれませんが、あくまで身内向けのものですから簡単なもで構いませんよ。
顔合わせ食事会に用意するしおりの具体的な内容とは?
顔合わせ食事会のしおりは、少し厚手の紙を用意して内容を印刷しましょう。
内容にはまず、食事会の日時や場所のような「基本的な情報」を載せます。
当日、どんな流れで顔合わせ食事会を進めていくのかといった簡単なスケジュールも記載しておきましょう。
さらに顔合わせ食事会が終わってから、結婚式までの予定について記載するのもよいでしょう。
そして主役となるふたりについても、改めて紹介やあいさつを載せましょう。
自己紹介の項目を作っておくことで、当日自己紹介をするときにも「なにを言おう?」と悩むことなく、しおりを参考にしながらスマートに進められます。
同様に、新郎新婦の両親や兄弟姉妹といった出席者の紹介について書いておいてもいいかもしれません。
さらにふたりのなれそめや生い立ちについても、しっかり記載しておくと会話の糸口になるでしょう。
ふたりの写真や水引・紅白のデザインのようにおめでたいデザインを取り入れるのもおすすめです。
顔合わせ食事会のしおりを作るときに注意すること
顔合わせ食事会のしおりを作るときには、できるだけきっちりとした文体や記載方法を心がけましょう。
相手が厳格な家庭であれば、しおりのような点でもきちんとしたマナーを意識する可能性が高いためです。
例えば会場前に「於」と入れるなど、正式な書き方を徹底するとよいでしょう。
もちろん、どのような内容が適しているかは相手との関係性によっても異なります。
お互いに交流があり仲がよいのなら、もっとカジュアルな内容でもいいかもしれませんね。
また、新郎新婦や両家の家族の名前を連ねるときにはどちらか片方の家系が先にくることがないよう、できるだけ並列させるようにしましょう。
顔合わせ食事会のしおりの内容例文
顔合わせ食事会のしおりでは、あいさつなどの文章を書くことが多いと思いますが、その際には「、」や「。」といった句読点を付けないようにしましょう。
おめでたいシーンでは、句読点は「区切りをつける」という意味合いがあることから避けた方がよいとされています。
あいさつでは、次のような文章を参考にしながらより自分たちらしい表現を考えてみてください。
「本日はお忙しいところ
ふたりのためにお集まりいただき
誠にありがとうございます
本日の食事会では美味しいお食事をいただきながら
親睦を深められればと思っております
どうぞよろしくお願いいたします」
また、最後に寄せる結びのあいさつについては次のようなあいさつを書きましょう。
「本日はふたりのためにお集まりいただきありがとうございました
未熟なふたりですが お互い協力しながら
温かい家庭を築いてまいります
末永くよろしくお願いいたします」
さらにスケジュールの項目では、結婚式にいたるまでのスケジュールを次のように記載しましょう。
〇月 新居への引っ越し
〇月 婚姻届提出
〇月〇日 挙式
決まっている範囲で構いませんが、招待状の発送など準備の段取りもわかるところがあれば共有しておくとよいでしょう。
まとめ
顔合わせ食事会は、両家にとって大切な時間だからこそ緊張してしまうこともあるでしょう。
緊張していると会話が広がらなかったり、気まずい空気になったりしてしまいますので、スムーズに進めるためにしおりを用意しましょう。
ふたりのあいさつや自己紹介など、伝えたいことをきちんとまとめてみてください。
コラム監修者


フリーダムウェディング
代表取締役・ウェディングプランナー
畠中 ひろえ
Hiroe Hatanaka
結婚を機に、ウェディングプランナーに転身し、一部上場企業などの大手ゲストハウスやプロデュース会社でプランナー・マネージャーとして勤務。
そして、セールススーパーバイザーとして独立し、結婚式場とプランナー教育およびマネジメントのコンサルティングを提供。
コアファイズ株式会社の代表取締役に就任し、フリーダムウェディング始動。
関西テレビの「今後注目のウェディングプロデュース会社」としてメディアに取り上げられる。