最終更新日:2022/07/26
納得のいく結婚式を実現するためには、式場選びや準備にもしっかり時間をかけたいものです。
そのために大事なのが、結婚式場で行われるブライダルフェアで、気になるポイントをチェックすること。
せっかく足を運ぶなら、細かな部分も含めて確かめるべきだからこそ、これからご紹介するこだわり項目にを参考にしてみましょう。
1:費用関連
費用は、結婚式を挙げる上でよく検討しなければならない非常に重要なポイントと言えるでしょう。
さまざまなプランを見比べながら、細部まで納得のいくプランを見つけると同時に「オプション料金がかかるポイント」もチェックしましょう。
例えば、式場の駐車場や宅配便を利用するとき、無料で利用できるかどうかは式場によって違います。
あらかじめ確認しておかなければ、あとからあとから追加料金が増えて予算オーバーとなってしまうかもしれません。
ブライダルフェアでは、式場内の装飾やフラワーアレンジが非常にゴージャスになっていることも多いものです。
しかし、見積書で提示されるお花代は最低限の金額であることが多く、そのままではブライダルフェアの装飾イメージにはならないでしょう。
そうした点も含めて、オプション料金について正しく理解しましょう。
また、「持ち込み」も結婚式費用に影響を与えます。
例えば衣装、引き出物、ブチギフト、ペーパーアイテム、ムービーなどを自分で用意し持ち込むことで、費用を抑えられます。
しかしその際には「持ち込み料」が発生するほか、ものによっては持ち込みそのものができないこともあるため、よく確認しておきましょう。
2:会場の立地や周辺環境、アクセス
ゲストをお呼びするにあたって、結婚式場の立地や環境も重要です。
ご高齢の方やお子様連れのゲストがいるのであれば、最寄駅から距離のある式場は負担を与えてしまうかもしれません。
ブライダルフェアに行くときには最寄り駅から歩き、徒歩所要時間を調べておきたいものです。
少し距離があるのであれば、周辺のカフェなど休憩できるスポットを探しておき、あわせてお知らせするのもよいですね。
ドレス姿で歩くのが厳しそうな距離であれば、バスなどの送迎サービスを活用するのもよいでしょう。
車で参列する人が多そうなら、駐車外の台数も確認しておくことをおすすめします。
ガーデンウエディングや野外での演出をするときには、式場周辺の交通量やうるさくないかも大切です。
騒がしい環境では、牧師さんの声が聞こえにくくなってしまう可能性もあります。
3:お料理
お料理は、ゲストのための大切なおもてなしのひとつです。
ブライダルフェアではお料理の試食会を兼ねているケースもありますので、メニューの種類やラインナップをきちんと確認しておきましょう。
フランス料理なのか、イタリアンなのか、和食なのか、和洋折衷なのか……。
メニュー内容とともに、ゲストの要望に応じてアレルギー対応してくれるかどうかもチェックしたいポイントです。
さらに料理の単価やランクも重要なポイントですから、ブライダルフェアで試食するのはいくらのコースなのかも確認しましょう。
初期見積りの際には、一番ランクの低いコースになっている場合が多くブライダルフェアでのイメージとはかけ離れてしまうかもしれません。
また、お料理と同様にドリンクもチェックしておきたいものです。
飲み放題形式なのか、一杯ずつなのか、フリードリンクにはどこまで含まれているのか。
こうしたポイントは、ゲストの満足度だけでなく費用問題にも関わってきますので十分検討しましょう。
さらにブライダルフェアでは、お料理の提供するタイミング、料理を下げるタイミング、料理の説明内容、あたたかいお料理が温くなっていないか、アイスが溶けていないかなど細かな点もチェックできます。
食器やカトラリーが清潔かどうかなども含めて、見落としそうな部分も忘れずに確認しておきましょう。
4:会場全体の設備や施設
結婚式当日の動きをイメージしながらブライダルフェアに参加すると、設備などの内容もしっかりチェックできます。
例えば、受付やクロークの場所、そして広さ。
ゲストハウスやレストランではスペースが限られていることもあり、防寒具のかさばる冬場にはクロークがいっぱいになってしまうかもしれません。
同様に、更衣室の場所や部屋数、広さもチェックしておきたいものです。
さらに会場によっては、ゲスト用の着付けやヘアメイクのための更衣室がある場合もあります。
その場合、事前予約がいるのか、いらないのかなど式場ごとに設備と対応が違うため、詳しく調べておくとよいでしょう。
また、ゲストも利用するお手洗いの広さや数も要チェック項目です。
清潔感はあるか、嫌な雰囲気がないか確認しておくとよいでしょう。
まとめ
ブライダルフェアは、サイトに掲載されている情報以上の詳細をチェックできるチャンスです。
事前に実現したい結婚式の雰囲気をイメージしておくとともに、それが無理なく叶えられる設備やサービスはあるか、しっかりと確認しておきましょう。
今回ご紹介したチェック項目はあくまで一部ですので、このほかにもこだわりたい箇所についてはあらかじめリストアップしておき、一つひとつチェックしましょう。
コラム監修者


フリーダムウェディング
代表取締役・ウェディングプランナー
畠中 ひろえ
Hiroe Hatanaka
結婚を機に、ウェディングプランナーに転身し、一部上場企業などの大手ゲストハウスやプロデュース会社でプランナー・マネージャーとして勤務。
そして、セールススーパーバイザーとして独立し、結婚式場とプランナー教育およびマネジメントのコンサルティングを提供。
コアファイズ株式会社の代表取締役に就任し、フリーダムウェディング始動。
関西テレビの「今後注目のウェディングプロデュース会社」としてメディアに取り上げられる。