最終更新日:2021/09/06
結婚式場を美しく彩るアクセントのひとつとなるのが、美しい「装花」です。
あるだけで会場が華やかに、美しくなる装花ですが「具体的にいくらくらいかかるもの?」という点については知らない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、気になる装花の値段、相場の予算、金額が変わるポイントについて解説していきます。
装花とは?
まずは、装花とはどういったものなのか解説していきましょう。
装花とは、結婚式場や披露宴会場に飾りつけるお花のことです。
披露宴でテーブルについたとき、中心にきれいなお花が飾られているのを目にしたことがある人もいるのではないでしょうか。
そのほかにも、チャペルの椅子や新郎新婦の近くなど目につくところにたくさんの華やかなお花が飾られます。
どんな花をどれくらい飾るかによって、会場の雰囲気も大きく変わるでしょう。
その重要な役割を担っているのが装花なのです。
また、花嫁が持つブーケも装花の一部として扱われます。
そのため装花代を極端に節約しようとすると、会場内の装飾だけでなくブーケまでさみしいものになりかねません。
また「装花をリーズナブルに実現したいから、安く仕上げてくれる知人のフラワーショップにお願いしよう」と考える人もいるかもしれません。
確かに知り合いの業者を使えば、装花そのものの金額は安くなるかもしれませんが、会場に持ち込むときには別途「持ち込み料」がかかります。
これは、結婚式場を通さずに新郎新婦が個人的に用意したものを式場で管理・保管する上で発生する費用です。
持ち込み料を度外視して、装花そのものの安さだけに注目していると結果的に高くついてしまう可能性もあるので、費用のバランスには十分注意しましょう。
会場によっては持ち込みそのものを禁止しているケースもありますので、事前に確認しておくとよいでしょう。
装花の具体的な予算目安は?
それでは、具体的に装花にはどのくらいの費用がかかると考えておくのがよいのでしょうか。
もちろん、結婚式の規模やどんな結婚式にしたいかによっても変わり、15万円ほどの場合もあれば50万円ほど、それ以上になることもあります。
費用が変動するポイントとしては、何人くらいゲストを呼ぶか、どのような会場を選ぶか、どのような装花を取り入れたいかといった点が関係します。
広い会場で、たくさんのゲストを招くのであれば予算目安よりも大きな金額を想定しておくとよいでしょう。
豪華なブーケや装飾がお好みな場合にも、その分費用を上乗せして計画することをおすすめします。
また、結婚式の打ち合わせの際、ウェディングプランナーから提案される金額が目安の金額よりも安い場合があります。
「安く抑えられるならラッキー!」と思うかもしれませんが、実際は「必要な分だけを換算した金額」に過ぎず、具体的にイメージしていくと物足りなく感じられるかもしれませんので注意してください。
装花はどこに使う?
「装花の費用を抑えようとして、結果的に寂しいものになってしまった」という事態を招かないためにも、今一度どんな部分に装花が使われるかイメージしておきましょう。
まずは前述の通り、花嫁が持つブーケ、そして花婿がつけるブートニアです。
特にブーケは目立つため、実際にドレスとあわせながら「さみしい印象にならないか」とよくチェックしてみましょう。
ブーケは花嫁が持つもの、ブーケトスするものだけでなく、両親への挨拶でも使われます。
両親へのこれまでの感謝を伝えたり、義理の家族へ挨拶したりするシーンでも活躍するため、こちらもどのようなブーケにするかよく考えておきましょう。
続いて、チャペルや披露宴会場の飾り付けに使う装花です。
受付やロビー、チャペルの祭壇、バージンロード、ゲスト用の椅子、披露宴会場のテーブルや高砂にも装花があしらわれます。
さらにフラワーガールやフラワーシャワーの演出で使うお花も装花の一部です。
新郎新婦が歩く道にお花を撒くことはお清めの意味も兼ねていますので、費用を確認しながら演出に取り入れてみましょう。
装花はどのように選ぶ?
装花の予算は、どのような装花を用意するかによっても変わるため「実現したいイメージ」をしっかり考えておくことが重要です。
例えば、式場についてはどのような雰囲気に仕上げたいと考えているでしょうか。
ゴージャスなイメージ、気品ある挙式にしたいなら、薔薇をふんだんに使うのがいいかもしれません。
キュートなドレスとあわせるなら、ピンクや黄色のお花をブーケにも会場にも散りばめると印象的ですね。
ふんわりと優しく、ナチュラルな印象がお好きなら白いお花をメインにグリーン多めにしてみるのもいいですね。
さらに一言で「薔薇」と言っても、花弁の色や形、サイズ感は品種によって違い、もちろん費用も変わります。
大枠のイメージを決めた上で、さらに具体的に花の種類、品種、数にも注目していくことによって、装花の全体像と費用感が見えてくるでしょう。
とは言えお花の種類は多岐にわたるので、「この花を使いたい!」とピンポイントに挙げるのはなかなか難しいかもしれません。
そんなときは、旬を意識してみるのもおすすめです。
挙式が春なら春のお花、夏なら夏のお花を装花として取り入れると、季節も感じさせる印象的なお式になりますよ。
「絶対にこの花を使いたい!」とこだわりがあるときにも、挙式とシーズンを合わせることは非常に重要です。
お花によっては旬でないと手に入らない可能性もあるため、事前にウェディングのプロに相談しておきましょう。
ウェディングのプロフェッショナル集団であるフリーダムウェディングは、アーティスティックなデザインチームとの協力のもと、ウェディングに最も効果的なお花の使い方をご提案いたします。
単にお花を飾るだけで終わらせるのではなく、お花に着目しながら会場全体をデザインしていくため、理想を追求した印象的な会場デザインを叶えられますよ。
まとめ
装花は式場、ひいては挙式や披露宴全体の印象にもかかわるほど存在感があります。
そのためどんなイメージのお式にしたいのか、そのためにはどんなお花をどのくらい使いたいのかといったポイントをよく確認し、検討しておきましょう。
まずは「どんなお式にしたいか」をしっかり形にすることを意識してみてくださいね。
コラム監修者


フリーダムウェディング
代表取締役・ウェディングプランナー
畠中 ひろえ
Hiroe Hatanaka
結婚を機に、ウェディングプランナーに転身し、一部上場企業などの大手ゲストハウスやプロデュース会社でプランナー・マネージャーとして勤務。
そして、セールススーパーバイザーとして独立し、結婚式場とプランナー教育およびマネジメントのコンサルティングを提供。
コアファイズ株式会社の代表取締役に就任し、フリーダムウェディング始動。
関西テレビの「今後注目のウェディングプロデュース会社」としてメディアに取り上げられる。