最終更新日:2024/03/14
結婚式準備をしていると「持ち込み料」という費用が発生することに気が付くのではないでしょうか。
しかし、なかなか具体的にイメージがつかず悩んでしまいますよね。
持ち込み料とは具体的にどんな費用なのか、持ち込み料を節約したいときのコツと一緒にご紹介していきます。
結婚式に必要な「持ち込み料」とは?
持ち込み料とは、簡単に言えば結婚式で使うアイテムを外から持ち込んだ場合にかかる、保管料のことです。
結婚式当日は基本的に、式場にあるものを使って行うことになります。
ところが「お気に入りのドレスを着たい!」「思い出のアイテムを会場に飾りたい!」、「結婚式場の提携ヘアメイクアーティストでなく、知人にお願いしたい!」といった希望を抱くこともあるでしょう。
「結婚式場で提案されるアイテムやプランは高額すぎるから、費用を抑えるために自分たちで用意したい」というケースもありますよね。
その際に、会場側へ頼んでアイテムを持ち込むとなると持ち込み料が発生するのです。
保管料と聞いたとき「小さなものだし、スペースもとらないから費用はそれほどかからないだろう」と考えるかもしれません。
しかし実際のところ、保管そのものに料金がかかっているわけではなく式場の提携業者を使わないことによって生まれる搬入搬出の管理やそれに伴う人件費を捻出しなければならないためと考えられます。
「結婚式場で提案された内容以外にするなら持ち込み料がかかる」と考えておくとよいかもしれません。
持ち込み料はどんなときに発生する?
それでは具体的に、どんなものに持ち込み料が発生するのかご紹介していきましょう。
◇ドレス
◇ヘアメイクアーティスト
◇ヘアアクセサリー
◇アクセサリー
◇ブーケ
◇装花
◇引き出物やプチギフト
◇リングピロー
◇カメラマン
このように、結婚式に必要となるものの多くが持ち込み料がかかってしまうのです。
もちろん、結婚式場によっては持ち込み料がかからないものもあります。
実際の持ち込み料はそれぞれに異なるため「こんなにかかるの!?」と驚いてしまうかもしれません。
新郎新婦から見る「持ち込み料」の気になるポイント
持ち込み料について「正直、高い!」と感じている新郎新婦は多いでしょう。
提案された内容よりも安く抑えるために持ち込みを考えたのに、かえって持ち込み料が発生してしまったときには、理不尽に思われるかもしれません。
先輩カップルの声を聞いてみると、特にドレス代について不満を覚えている人が多いようです。
せっかくだからこそ気に入ったドレスが着たいと考える人は多いと思いますが、そのドレスが式場の用意したものでない場合、やはり持ち込み料が発生してしまいます。
持ち込み料は1着ごとにかかるケースもあり、お色直しが多い結婚式であればその分費用がかさんでしまうでしょう。
ドレス代が料金に含まれているプランの場合、用意されたドレスを使わない場合でもその分引かれることはなく、かえって持ち込み料がかさんでしまうこともあります。
さらにカメラマンやヘアメイク、着付けの担当者も外部の人を呼ぶとなったときにも持ち込み料がかかってしまい、その上撮影できない場所が発生することもあります。
式場の一部は関係者以外立ち入りができないため、外部のスタッフは撮影場所が限られてしまうのです。
「どうして?」と思ってしまうかもしれませんが、式場のルールは式場ごとに違うため、細かな点も含めて納得のいく式場や方法を探しましょう。
持ち込み料を節約するには?
持ち込み料を節約するためには、やはり契約前に式場のシステムやプランをしっかりチェックすることが重要です。
一度契約をしてしまうと、納得のいかない金額を提示されても「うちはこの金額でやっています」と言われれば覆すことは難しいものです。
事前によく調べて、どんなものに持ち込み料がかかり、いくらくらいなのか把握した上で納得のいく式場を利用してください。
中には、一部持ち込み料がかからない式場もあります。
さらに、プランによって融通がききやすくなることもあるでしょう。
さまざまな式場とコンタクトをとり、実際に訪問しながら納得のいくまで比較してください。
また、新郎新婦は持ち込み料に対して交渉したくなっても「結婚式場とトラブルを起こしたくない」という思いから、遠慮してしまうことが少なくありません。
そんなときは、プロの手を借りるのがおすすめです。
さまざまなウエディングの相談に乗ってきたいわば「ウエディングのプロフェッショナル」は、式場と新郎新婦のあいだに入り、クッションの役割を果たしてくれます。
「直接言うとかどがたちそう……」ということも、代わりに言ってもらえばトラブルなく円滑に進められます。
大事な結婚式だからこそなんても我慢するのでなく、うまく交渉しながら最適な道を探していきましょう。
まとめ
結婚式における「持ち込み料」とは、外部から持ち込んだアイテムに大して発生する料金のことです。
実際の金額や内容は式場によって違いますので、納得のいく式場を探すことが重要となるでしょう。
「どんな式場なら予算内で理想の形にできる?」、「持ち込み料を節約できる式場とはどこ?」といった悩みは、プロに相談しながら計画しましょう。
コラム監修者
フリーダムウェディング
代表取締役・ウェディングプランナー
畠中 ひろえ
Hiroe Hatanaka
結婚を機に、ウェディングプランナーに転身し、一部上場企業などの大手ゲストハウスやプロデュース会社でプランナー・マネージャーとして勤務。
そして、セールススーパーバイザーとして独立し、結婚式場とプランナー教育およびマネジメントのコンサルティングを提供。
コアファイズ株式会社の代表取締役に就任し、フリーダムウェディング始動。
関西テレビの「今後注目のウェディングプロデュース会社」としてメディアに取り上げられる。