最終更新日:2021/03/05
理想の結婚式を実現するためには、まずウエディングのスタイルを決めるところからはじめましょう。
和風のウエディングも洋風のウエディングも魅力があって決め切らない……というときには、ゲストに二人の愛を誓う「人前式」の結婚式を選んでみてはいかがでしょうか?
人前式とはどのようなスタイルなのか、改めて解説していきましょう。
結婚式のスタイル「人前式」とは?
一般的なウエディングは神社やチャペルでとり行われ、神様へ向かって二人の愛を誓うこととなります。
それに対し人前式の結婚式では、神様ではなくゲストに向かって愛を誓うことが特徴です。
結婚式へ足を運んでくれたゲストの皆さんに、永遠の愛の証人となってもらうのです。
人前式のウエディングを行うときには、手順が変わることから会場やウエディングプランナーにもその旨を伝えておかなければいけません。
会場によっては、人前式のウエディングが難しいこともあります。
理想のスタイルで成功させるためにも、会場選びや準備、確認を怠らないようにしましょう。
人前式のウエディングの流れ
人前式ウエディングの当日の流れをご紹介していきましょう。
まずはほかのスタイルのウエディングと同様に、新郎新婦が入場します。
主役のふたりが入場したら、司会進行役が開式の言葉を述べます。
さらにそのあと、ゲストへ向けて人前式のウエディングであること、すなわち一人ひとりが結婚の証人になるという説明を行います。
説明のあとは、さっそく新郎新婦による誓いの言葉です。
結婚するという旨の宣言や、どんな家庭を築いていきたいか、どんな未来を約束するかといった内容をゲストへ向けてしっかり誓いましょう。
そのあとは、宣誓文に署名を入れ、誓いを書面という確かなものにします。
続いて、指輪交換を行います。
こちらは、ほかのスタイルのウエディングと変わらずに、お互いに指輪をするイメージをすればよいでしょう。
さらに人前式ならではの工程として、ゲストによる承認というステップがあります。
ゲストが正式に、ふたりの結婚を承認し、それをもとにして司会進行役が結婚成立宣言を行います。
スムーズに行えたら、ここで閉会の言葉によって結婚式を閉めます。
その後、新郎新婦の退場となります。
人前式のウエディングの魅力
人前式のウエディングならではの魅力として、ゲストに誓うからこそ新郎新婦もゲストも一体感を感じやすいという点が挙げられます。
ゲストは一人ひとりが「見守る立場」でなく「証人する立場」になることから、二人の結婚へ積極的にかかわれる立場となり、招いてくれた喜びも増幅するかもしれませんね。
アットホームな雰囲気にもなりやすく、賑やかな空気感のウエディングを実現できます。
また、人前式では誓いの言葉や内容についても、二人で話し合いながら決められるため、より自分たちらしいオリジナリティたっぷりの内容にできます。
人と被らない、オリジナリティのある結婚式を挙げたいカップルにとっては、こだわれるポイントの多いスタイルと言えるはずです。
例えば「チャペルやガーデンウエディングで和装に身を包んでたい」、「神社でドレスを着てみたい」といった、新鮮なウエディングも叶えられるかもしれません。
必ず会場に確認をとった上で、やってみたいスタイルを叶えましょう。
自分たちだけのこだわりがつまった結婚式は、ゲストにとっても思い出深いものとなるでしょう。
また、人前式では宗教にのっとった決まり事が多くありません。
その分、会場や結婚式の内容などにも制約が起こりにくく、自由な発想を取り入れることが可能です。
「和風と洋風、どちらの要素も取り入れながら理想のスタイルを突き詰めたい」という人ならば、自由なアイディアのままに理想を現実にできるでしょう。
決まった形式に基づくよりも、柔軟なアイディアを取り入れたいという願いを存分に叶えられるはずです。
人前式のウエディングで意識したいポイント
先ほど解説した通り、人前式のウエディングを成功させるためには会場選びが大切です。
会場によっては人前式プランを扱っていないこともあるため、まずは人前式ができるか確認し絞り込んだ上で、慎重に会場を決定しましょう。
神社、教会、ホテル、飲食店、ガーデンなどの屋外と、色んな場所で行えるのが人前敷地内の魅力だからこそ、会場側と意思疎通ができていないなんてことのないように、しっかり準備をしましょう。
しかし、自由度の高いスタイルだからこそ二人だけで会場選びから衣装選び、内容の決定、誓いの言葉の原稿作成……と決めていくのは大変だと感じるかもしれません。
そんなときはウエディングプランナーへ相談しましょう。
費用やゲストを呼べる人数など現実的な話をしながら、さらに理想の結婚式に近づける方法を探っていくのなら、経験豊富ないわば「ウエディングのプロ」へ相談するのが一番です。
「まだ、どんなウエディングにするべきかイメージがついていない……」というときも、さまざまな事例をもとにしながら自分たちらしいスタイルを探していくことができますよ。
まとめ
結婚式というと「神社」や「チャペル」をイメージするかもしれませんが、そうした常識に縛られず自由に自分たちらしいウエディングを実現してみてはいかがでしょうか。
ゲストに愛の誓いの証人となってもらう人前式のウエディングは、オリジナリティ溢れる結婚式を実現したい人にとって検討したいスタイルのひとつと言えるでしょう。
どんなウエディングにしたいかあれこれ考えた上で、ウエディングプランナーとも相談しながらこだわりのポイントを探してみましょう。
コラム監修者


フリーダムウェディング
代表取締役・ウェディングプランナー
畠中 ひろえ
Hiroe Hatanaka
結婚を機に、ウェディングプランナーに転身し、一部上場企業などの大手ゲストハウスやプロデュース会社でプランナー・マネージャーとして勤務。
そして、セールススーパーバイザーとして独立し、結婚式場とプランナー教育およびマネジメントのコンサルティングを提供。
コアファイズ株式会社の代表取締役に就任し、フリーダムウェディング始動。
関西テレビの「今後注目のウェディングプロデュース会社」としてメディアに取り上げられる。