最終更新日:2023/10/17
結婚に際して決めるべきこと、準備することはたくさんありますが、その中のひとつが「結婚指輪」です。
安い買い物ではないので、デザインやブランドなどこだわりたいポイントはたくさんあるのではないでしょうか。
さらに毎日つけるものだからこそ、細かな部分にもしっかり目を向け、納得のいくものを見つけなければいけません。
今回は、結婚指輪を選ぶときのポイントをご紹介していきます。
絶対妥協すべきじゃない「着け心地」
アクセサリーをあまりつける習慣がない人であっても、結婚指輪は毎日つけたいという人も多いでしょう。
だからこそ、まず妥協すべきでないのは着け心地です。
着用したときに痛くないか、違和感がないかとうポイントは注意深く見極めなければ、購入してから「せっかく買ったけど、痛いのであまりつけたくない」ということにもつながりかねません。
試着の際には、時間帯を変えながら少なくとも二回以上試着しましょう。
指はむくみやすいパーツで、見た目には変わらなくとも朝、昼、夕方ではサイズが変わっていることが少なくありません。
むくみは体調にも左右されるため、複数回試着をした上で痛みや違和感がないか確認してください。
さらに指を広げたり、握り込んだり、動かしながら確かめることも大切です。
内側の、指にあたる部分の感触やデザインによっても印象は変わるので、すみずみまでよく確認してみましょう。
デザイン重視で選んだ指輪が、結局つらくてつけられないとあっては悲しいものですから、試着は必ずしてから購入するようにしましょう。
指輪を長くつけ続けるために見極めたい「素材」
続いて、長く着用し続けるためには指輪の素材にも注目しましょう。
結婚指輪は、プラチナやゴールドを使ったものが一般的です。
これは、さまざまな素材の中でもこの二つが特に加工しやすく、美しいデザインを実現しやすいためです。
さらに、変色などを起こして品質が変わってしまう心配もあまりないため、長く使い続けることを前提とした結婚指輪に多く使われているのです。
一方で、同じプラチナの中でもやわらかく形が変わりやすいもの、そうでないものがあります。
「pt950」や「Pt800」という表記を目にしたことがある人も多いと思いますが、この表記はプラチナの純度を表しています。
純度が高いほど混ぜ物が少なく、プラチナとしての価値は高くなります。
一方で、強度や耐久性はPt900のように純度の高いもののほうが弱くなってしまうものです。
このように素材とその純度は、指輪を長く着けていくうえで質を左右するポイントになるため、よく考えて選びましょう。
「デザイン性と使いやすさ」、どちらも忘れずに
「せっかくなら自分好みのデザインを選びたい!」と誰しも思うものですが、使いやすさとのバランスにも注目しましょう。
例えば大ぶりなダイヤモンドが使われている指輪や立爪タイプの指輪は目を引きやすく、ゴージャスな雰囲気で魅力的ですよね。
一方で、高さのある立爪のリングならば実際に身につけているあいだに衣服にひっかけるなど「使いにくい」と感じてしまうこともあるでしょう。
ダイヤがちりばめられた指輪の場合さ、シックなファッションやあらたまったシーンで浮いてしまうように感じられるかもしれません。
このように、デザインも使いやすさは必ずしも両立せず、実際に着用したまま日常生活を贈ると違和感を覚えることもあります。
身近な人に「結婚指輪をつけていて気になることってある?」と聞けるタイミングがあれば、尋ねてみるのもいいでしょう。
印象を左右する宝石や素材の「色味」
指輪の印象は、プラチナやゴールドといった素材と、はめこまれるダイヤなどの宝石の「色味」でもずいぶん変わります。
プラチナにダイヤの指輪ならシックなイメージですが、ピンクゴールドにレッドやピンクなどかわいい色の宝石が使われていたら、キュートな印象ですよね。
ファッションの雰囲気によっても合うもの、馴染みにくいものがありますので、普段着ているファッションのイメージとの兼ね合いも考えてみましょう。
また、お肌の色味との相性も大切です。
「ピンクやゴールドが好きなわけではない」という人でも、お肌の黄色味が強い場合ゴールドやピンクゴールドの指輪のほうがしっくりくるということは少なくありません。
「指輪は絶対プラチナじゃなきゃだめ!」、「ダイヤじゃなきゃ!」といったイメージを一旦置いて、色味のある指輪を試してみるのもいいかもしれませんよ。
お揃いの指輪にこだわらず「自分のお気に入り」を探す
結婚指輪というものだからこそ、つい「二人で同じ指輪をつけるべき」と考えてしまうかもしれません。
しかし、それぞれに指のサイズ、形、デザインの好み、ファッションの好みなどはまったく違います。
お揃いにこだわって納得のいっていない指輪をつけるよりは、それぞれに納得のいく指輪を購入するのも良いのではないでしょうか。
時間をかけて、お互いに「これしかない!」と思えるお気に入りの指輪が見つかれば、思い入れもますます深くなり大切なものとなるでしょう。
まとめ
長くつけることになる結婚指輪だからこそ、購入してから「やっぱりちょっと違う」、「もっといいものがあったかも」と思ってしまうのは悲しいですよね。
つい「結婚指輪はこうでなければ!」と考えてしまうこともあると思いますが、付け心地や使い勝手など広い目で見ながら、選んでいくことが大切です。
ぜひ、心から納得できる、お気に入りの指輪を見つけてくださいね。
コラム監修者
フリーダムウェディング
代表取締役・ウェディングプランナー
畠中 ひろえ
Hiroe Hatanaka
結婚を機に、ウェディングプランナーに転身し、一部上場企業などの大手ゲストハウスやプロデュース会社でプランナー・マネージャーとして勤務。
そして、セールススーパーバイザーとして独立し、結婚式場とプランナー教育およびマネジメントのコンサルティングを提供。
コアファイズ株式会社の代表取締役に就任し、フリーダムウェディング始動。
関西テレビの「今後注目のウェディングプロデュース会社」としてメディアに取り上げられる。