最終更新日：2023/05/08

結婚式の当日、花嫁さんは世界で一番美しい姿に変身します。
そんな魅力的な姿を、誰よりも大切な旦那さんに見せる瞬間には、驚きや緊張、愛おしさなど色んな感情が沸き立つもの。
そんなロマンティックな瞬間である「ファーストミート」は、ぜひ感動的な演出を取り入れてみませんか？

ファーストミートとは？

ファーストミートとは、結婚式当日に新郎新婦がドレスやタキシードを着用したお互いの姿を初めて目にする瞬間のことです。
衣装の着付けはそれぞれに別々の部屋で行い、無事に準備を終えてからお互いとはじめて会うため「ファーストミート」と言われています。

ファーストミートは、結婚式の演出のひとつとして取り入れることも少なくありません。
新郎新婦の新鮮なリアクションを目にすることによって、ゲストも自分たちのことのようにうれしい気持ちになるでしょう。

ファーストミートによって新郎新婦の気持ちが高まることで、感動的な雰囲気になります。
そこから結婚式、披露宴に入っていくと、ますます感動的な式となるでしょう。

ちなみにファーストミートと一言で言っても、どこまでをサプライズとするかについては新郎新婦によって違います。
二人の衣装をお互いに秘密にしておく、新婦の衣装のみ秘密にしておく、衣装デザインは共有しているけれど、試着はしない……など、パターンも工夫できます。
「前撮りのタイミングでファーストミートをする」というのも面白いです。

ファーストミートの演出にはどんなものがある？

ファーストミートの演出パターンにはさまざまあります。
例えば、その瞬間を迎えるときにも「新郎の後ろからそっと近づく」「スタッフの指示によってせーのでふりむく」などがあります。

さらにファーストミートをする場所もポイントです。
結婚式の定番演出としては、やはりバージンロードでのファーストミートもおすすめです。
新郎が先にチャペルへ向かい、バージンロードで待ちます。

その後、準備が整ったら新婦がやってきて、新郎の背後に立ちます。

新婦が肩を叩いて振り向くと、美しいドレス姿の新婦が……というサプライズのような演出は、まさに思い出深い時間となるでしょう。
結婚式がはじまる瞬間というのは、神聖で荘厳な空気の中固くなりがちだからこそ、一気に気持ちが溢れる瞬間が良い雰囲気を演出してくれます。

そのほか、新郎はあえて離れた場所で待機し、新婦が声をかけたら駆け寄る……というのもおすすめです。
映画のように、ドラマチックな瞬間を迎えられるでしょう。
また大事な瞬間は、写真や動画におさめることも忘れないようにしてください。

ファーストミートを成功させるには？

ファーストミートを成功させるためには、きちんと準備しておくことも大事です。
そのためにも、事前に「ファーストミートを取り入れたい」ということを結婚式場スタッフに伝え、協力してもらうようにしてください。

結婚式場によっては、そもそもファーストミートができるかわかりません。
式場スタッフに確認し、問題なくファーストミートができることが確認できてから具体的な計画を立ててください。

また、ファーストミートのタイミングでは「咄嗟になんて伝えたらいいのかわからない」とあわててしまうこともあります。
そのため、事前にファーストミートの際に読む手紙を用意しておくのも良いでしょう。
手紙は、お互いの素直な気持ちを伝えるのに最適な手段のひとつです。

感動のシーンでは、気持ちを即興で表現しようとしてもなかなか難しいものです。
例えば、結婚式の定番演出である両親への感謝の手紙なども、その場で即興で考えて伝えるのではなくあらかじめ手紙を用意します。
同じように、普段なかなか伝えられない思いは手紙にしたためておきましょう。

セカンドミートにさらなるサプライズをプラスして

はじめて会う瞬間がファーストミートであるのに対し、お色直しをして二度目の会うシーンは「セカンドミート」とされています。
ファーストミートだけでなく、セカンドミートも準備しておくことでサプライズの楽しみは倍になるでしょう。

そのほか、一着目は一緒に選んだあと、お色直しの衣裳をサプライズにする……という演出もあります。
セカンドミートでは、披露宴のお色直しでいったん会場から退場したあと、続いて入場する前がサプライズのチャンスです。

衣装着替えたあと、会場入口の近くなど二人が集まりやすい場所に集まり、あとはファーストミートと同じようにお互いの姿を確認します。
この瞬間は、最高のシャッターチャンスなので、披露宴ならではの朗らかな雰囲気の中で、思い出の一枚を撮影しましょう。

まとめ

ファーストミートとは、結婚式の衣装に着替えた新郎新婦がはじめて顔を合わす瞬間のことです。
感動的な瞬間となりますので、ぜひ写真にも残しておきましょう。