最終更新日:2021/09/06
ウェディングドレスを選ぶときにはデザインやシルエットのほか「どのくらいお肌を露出するか」という点にも悩みますよね。
特にタトゥーや傷跡のように、あまり人目に触れさせたくない箇所がある人はますますドレス選びに苦戦してしまうかもしれません。
そこで「肌を隠したいけれど、ドレスの好みも諦めたくない!」という花嫁のため、知っておきたい裏技をご紹介していきます。
タトゥー・傷跡はファンデーションでは隠せない?
日常生活の中では「タトゥーや傷跡はファンデーションでうまく隠している」という人もいるかもしれません。
実際、肌馴染みのよいファンデーションやコンシーラーを活用すれば、タトゥーや傷跡も比較的目立ちにくい状態になります。
とは言え、完全に見えない状態にするのはなかなか難しいものです。
たくさんの人の前に立ち、いろんな角度から視線を送られ写真も撮られるウェディングシーンでは、どうにも目につく状態になってしまう可能性があることは否めません。
それどころか、部分的にファンデーションやコンシーラーを厚塗りすることで、隠したいはずの箇所がかえって悪目立ちしてしまうかもしれません。
長丁場となる挙式や披露宴のあいだには、こまめにお直しをしてもファンデーションが剥がれるリスクもあるでしょう。
落ちたファンデーションは、気づかないうちにドレスに付着してしまうトラブルを招きかねません。
もしお式や披露宴の最中にドレスが汚れてしまった場合には、挙式後やドレス返却後にクリーニング代の支払いを求められることもあります。
予想外の出費につながってしまう可能性があるため、十分注意が必要です。
ドレスのデザインにこだわれば上手に隠せる
それでは、タトゥーや傷跡はどのように隠すのがよいのでしょうか。
やはり、ドレスのデザイン選びにとことんこだわり気になる部分がうまく隠せそうなドレスを探すことは非常に重要です。
腕や肩周りを隠したいなら、オフショルダーやノースリーブではなく、手首までレースがあしらわれたような長袖のドレス。
デコルテや背中を隠したいなら、ボートネックのドレス。
このように条件を絞り妥協せずに探していくことで、理想のデザインに巡り合えるかもしれません。
首回りや足首、手首近くまでしっかり隠したいのであれば、和装もおすすめです。
和装はドレスに比べお肌の露出が目立ちにくく、末端までしっかりカバーしてくれます。
デコルテや首回りをはじめ、ドレスではなかなか隠しにくい部分までしっかり隠したいなら和装を選びましょう。
着たいドレスがある、しっかり隠したいなら専用シートを使おう
「どうしても着たいデザインのドレスがある」というときには、お肌を隠すための専用シートを使いましょう。
シートは、お肌に密着させることでタトゥーや傷跡をカバーしてくれる便利なアイテムです。
厚みも0.02mmほどと、しっかり密着してくれるので周囲にばれにくいのも魅力です。
ファンデーションと違い、途中でどんどんはげていってしまう心配もありません。
カラー展開も豊富なため、それぞれよく見極めれば自分のお肌に一番馴染むカラーを探すこともできます。
「お肌が出てしまうから」という理由で着たいドレスを諦める必要がなく、とことん好みのドレスを着用できますよ。
念を入れてうまく隠すアイディアも覚えておこう
さらに念を入れて、タトゥーや傷跡を隠すアイディアを覚えておきましょう。
ドレスだけでは隠し切れない場所にあるタトゥーや傷跡は、小物でうまく隠すのもコツです。
例えば、背中の気になる部分は厚めのヴェールを使うことで目立ちにくい状態にできるかもしれません。
ヴェールを外したあとは、レースやボレロなどを使ってもうまく隠せるます。
首や手首などのパーツを隠したいなら、アクセサリーも活用しましょう。
チョーカーやブレスレットを使えば、おしゃれに、そして気になる部分だけをピンポイントにカバーできるでしょう。
ドレスのデザインやカラーとあわせたり、レースやチュールなど素材にこだわったりと、遊び心を取り入れられるポイントもたくさんあります。
さらにアクセサリーと同じような感覚で、ブーケを活用することでも上手にカバーできますよ。
腕に巻き付けるタイプのブーケなら、トレンド感を演出しながらますますかわいい雰囲気に仕上げられますよ。
まとめ
目立ちやすいタトゥーや傷跡は、ドレスアップするときには気になる存在になってしまいますよね。
ファンデーションで隠すと挙式のあいだに剥がれてしまい、ドレスを汚してしまう可能性もあります。
トラブルを避けるためには便利なシートやアクセサリーを活用して、素敵なスタイルを実現してくださいね。
コラム監修者


フリーダムウェディング
代表取締役・ウェディングプランナー
畠中 ひろえ
Hiroe Hatanaka
結婚を機に、ウェディングプランナーに転身し、一部上場企業などの大手ゲストハウスやプロデュース会社でプランナー・マネージャーとして勤務。
そして、セールススーパーバイザーとして独立し、結婚式場とプランナー教育およびマネジメントのコンサルティングを提供。
コアファイズ株式会社の代表取締役に就任し、フリーダムウェディング始動。
関西テレビの「今後注目のウェディングプロデュース会社」としてメディアに取り上げられる。