
CASE #018
未完成な日々
歴史を愛し、遺跡を愛し、
芸術と、そして音楽を愛するふたりの
ウエディングコンセプトは
Unfinished days(未完成な日々)
そう
今日は結婚式であって結婚式でなく
不思議と居心地のいい居場所が生まれる未完成の展示会
その展示会は
長い旅の終わることのない日々の
始まりの日
-
実は初めは違う会場での結婚式を予定されていた
お2人は少しだけ でも直感的に”何か違う・・・”
そう思ったお2人が話し合って出した1つの案は
結婚式にあらためて向き合うこと
そしてその僕たちの想いを理解して
結婚式のプロデュースをお願いできるところを探そう
そんな想いを持ったお2人と
FREEDaM WEDDINGの出逢いは
2021年の幕開けでした
どんな場所なら根底にある想いを表現できるのか考え
まずは会場のご提案から始まりました
歴史、文化、遺跡、芸術を愛す
不器用な僕と照れ屋な私がが迷いなく選んだのは
重要文化財に指定された現存する会員制の社交場
”大阪倶楽部” -
誰も置いてけぼりにしない 優しい展示会の計画は
長時間に及ぶヒアリングから生まれました
多くのキーワードポイントがあり
結婚式におきかえていくことで大盛り上がりだったヒアリング
その中で一番記憶にあるのは
2人の周囲には常に家族・友人・仲間の誰かがいて、
その誰かを想い
その人たちがいなければ楽しいと思えなかった人生だということを
何度も語っていたこと
(お2人は無意識だったようです笑)
そして生まれたコンセプトが
”未完成な日々” -
お互いの家族にも、友達にも、仕事仲間にも
着飾った僕たちよりもありのままの僕たちを見てほしい
それは これまでもこれからも
僕たちは2人だけでなく
いろんな人と繋がり これからも支えあっていきたい
この先も日常の中で想像の旅を続け
10年後、20年後の僕たちは何を想うのだろう
ここでいつまでも完成しない展示会を開催し
皆様と会話を弾ませ笑い合い
幸せな時間を共にする今日を
始まりの一幕として今日という1日を完成させ
また明日からは未完成な日々を紡いでいく
というものでした -
1日を貸し切れる大阪倶楽部での結婚式は
まず、1日の過ごし方から考えていきます
この日の進行には「ストーリー性のある結婚式」ということも
コンセプトの1つに -
-
キーワードは
旅・輪廻、ルーツ・古い建物・音楽・芸術・約束・お酒など
そして何より2人とゲストで仕上げる何か
まずはお2人がゲストの皆さまをお出迎えし
家系図や昔懐かしいアイテムや、お2人のお仕事にまつわるアイテム
お互いのご紹介や好きだった本
お付き合いの日々の思い出アイテムなど
盛りだくさんの展示を前に
ゲストの皆様と触れ合う時間をたっぷりと*
お2人のバックヤードをさらに深く知ったみなさまに
親子の絆を感じる結婚式に立ち会っていただきました -
ご入籍までの1年までにもいろいろエピソードがあるのですが
ご新郎様のご家族もこの結婚式を機にまたまとまる日にしたい
幼き頃を思い出しながら
ジャケットを着させてもらい
これからの人生へ優しく送り出してもらい -
大学を機に山口から大阪へ来られたご新婦様
お父様は特に心配をされていたこともあり
家族をこれまで以上に大切にする約束を交わそう -
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ご両家の皆さまの想いが交わり深まる入場シーンでした -
誓いの言葉は 家訓
お2人らしい言葉でしっかりとお約束をいただきました -
最上級に照れ屋なご新婦様と大好きオーラ満載のご新郎様
誓いのHugのあと ご新婦様も驚くサプライズが♡ -
結婚証明書は古墳ドロップス*
私たちは準備期間中にお2人のご自宅で合宿を行い
その時にDIYをして完成したものです -
しっとりと温かくも ほんわかな雰囲気の中 結びを迎えた挙式のあとは
全員での記念撮影を行い
普段は入ることのできない文化財の建物の中を
隈なく見て回る見学ツアーを行いました* -
ご新郎様は文化財学科をご卒業されており
その時の教授も実はご列席
(大阪倶楽部の担当さんにサプライズです*)
フラッグも当日プレゼント* -
その見学ツアーのあとは
まず 入り口で 名入りの青春18切符を手にとっていただき
ご自身のお席へ*
毎年夏に旅に行くことを目標にしているご新郎様の
旅ノートの仕上がりもほんまにすごいんです!
もちろん展示会に置かせていただきました* -
中へ入ると・・・
2人を展示品としてイメージし 作った木枠のステージは
いつまでも完成しない展示会のメイン展示 -
また卓上に置かれたオリジナルのペーパーアイテムは
ご新婦様が書かれたそっくりな似顔絵と
それぞれに向けたメッセージの入ったもの
お2人を迎えるまで しっかりと読まれ
そしてテーブルの中で盛り上がりを見せました
当日のテーブルを飾るアイテムとしても大活躍した
有名なキャンドルはNYで生まれたもの
なんと!
ご新郎様のおばさまがCEOをされているブランド
パッケージデザインはご新婦様
見事なコラボが実現し これがギフトともなりました -
さぁいよいよウェディングパーティーが始まります
お2人のご入場、なのですが
もちろん普通じゃ嫌!
エンゲージメントフォトを素材とした
ムービー上映からの
オープニングアクトと称し
この日のためにご新郎様が作詞作曲した
「物語」という曲のお披露目と -
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ご新婦様によるLOGOのライブペイントで
始まりを迎えます
本当は緊張しないために
ゲストの目線を感じないようにしよう!
というアイディアからだったのですが
余計に緊張するシーンになっちゃいました笑
それでもバッチリに!
照明の効果も相まって
とても幻想的な登場シーンとなりました -
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ウェディングケーキは古墳型のケーキで
現役の学芸員さんでもあるご新郎様による実況中継付きの
発掘調査!
杭を打ち ロープを張り シャベルで発掘していきます
掘っても掘ってもでてきません笑 -
ようやく見つけた「あるもの」をご紹介したあとは
地質調査としてご新婦様がお味見です
会場の大きな画面にも手元を映し出し
臨場感のある発掘調査の時間となりました* -
後半戦のスタートは
ご新郎様作成の皆さまも聞いたことのある電車のDTMが鳴り響き
何かが起こる予感・・・から
スタイルチェンジしたお2人が登場し
この日だけのBarをOPENさせます -
スタイルチェンジに動きやすいように
ハンドブーケをご準備させていただきました* -
実は先ほど登場した青春18切符に
BARタイムのドリンクメニューを印字していて
お2人おすすめのドリンクを
ゲストの皆さま全員にふるまいます -
ご新郎様が学生時代に夢中になったバンド
その日々を思い出すようなライブハウスのような
そしてお2人が大好きな音楽フェスのような空間の中で
お2人もゲストもアルコールを片手に
とにかく自由に動き回る時間をもうけ
まったり ゆったり 会話を楽しんでいらっしゃいました
プロのピアニストとして活躍するお母様と
出逢った時同じバンドだったお父様と
そしてその音楽一家のDNAを受け継いだご新郎様と
家族バンドでインスト曲を披露し
皆さまのご歓談を盛り上げました -
出逢いは 焼き鳥を頬張りながら弥生時代の稲作について語り
ご結婚のご挨拶の際にご新婦様のご実家周辺の遺跡について調査し
ご提出されたご新郎様
ご家族さまへ綴られたお手紙の中に
”新郎は伝えるのが下手なところがあるけれど
正直で 嘘のない人です
そんな人と一緒に生活をしていく中で
これからもより一層一緒に人生を楽しもうね”
という言葉とともに
手作りの記念品が贈られました
お披楽喜のあとにも今までにない演出を* 皆さまがよく使われているコミュニケーションツールの音が鳴り響き お手元のスマートフォンを開くと ご新婦様手作りのオリジナルスタンプを プチギフトとしてプレゼント♪ ご新郎様は考古学を学び ご新婦様はプロダクトデザインを職とされ たくさんのアイディアと たくさんの手作り品が詰まった1日は お2人らしさとお2人が好きなものに囲まれた 終始笑顔にあふれた時間だったように思います 春にエンゲージメントフォトというものを行い 日常生活の中での撮影だったのですが とにかく!想像以上にご新婦様が照れ屋で!!!笑 その恥ずかしがり屋な一面を見ていたからこそ 当日にいろいろ反映させることができました* 重要文化財で行われたこの結婚式 いつから文化財なのかという定義は50年を区切りとし 夫婦で言えば金婚式と同様であること 2人を展示品としてイメージした木枠を囲ってくださった皆さまが 見つめてくださり声をかけてくださり みんなの力で展示会が完成した今日という1日 重要文化財のように 残すべきものとして大事なものは何か 変えていくべきものは何かを2人で築いていき 幸せな完成することのない毎日を繋いでいってください* Produced by おすぎ